アンガーマネジメント授業3回シリーズ 対象:小学4年生
記事カテゴリ:アンガーマネジメント
2020年10月28日㈬から、勤務先の小学校の4年生を対象に、3回シリーズの短期集中型アンガーマネジメント授業の1回目が始まりました。
1回目の授業では、アンガーマネジメントという言葉の意味や、怒りの感情に対する考え方について学び、自分の怒りの温度計を作り、まずは自分の怒りやイライラする出来事について理解していきます。
2回目の授業では、たくさんの気持ちの言葉を皆で考えて、怒りの感情の正体について学び、気持ちの伝え方を簡単に学習します。
3回目の授業では、『心の救急箱』を皆で考えて、自分の気持ちの落ち着け方を考えます。
子どもたちに教える私自身も、子どもたちにどのように伝えたら分かってもらえるか、言葉選びや説明の仕方、教材の工夫など、勉強になることが多くあります。
私のアンガーマネジメントの授業では、私は感情や気持ちを表現することを大切に考えていますので、子どもたちには「アンガーマネジメントは怒りの出し方の知識や方法のことだよ」と説明しています。
アンガーマネジメントは単に怒りを抑える方法ではないことを伝え、アンガーマネジメントが怒りを抑圧するための方法として、あやまって学校現場で活用されないためには、説明の仕方がとても大切です。
そして、今回の授業では、子どもたちに「自分を知ること」の大切さをストレートに伝えるようにしました。大人も子どもも、まずは自分を知ることからですね。
以下に、子どもたちの感想の一部を紹介します。
・怒るのは悪いことじゃないことがわかった。
・これからも怒るけど、気にせず言いきればいいと思いました。
・アンガーマネジメントは大切だと思いました。どうしてかというと、暴言や暴力はダメなことと思ったけれど、怒っていてもいいという事が分かって、今度からリラックスできるようになって良かったと思いました。
・落ち着かなだめ!!
・おもしろくて、怒りを書いたりできて楽しかった。あてはまるのがいっぱいあって、面白かった。みんながどれだけ怒るのかも知れて良かった。
・書いたり、いろいろしたら、ちょっとスッキリしたような気がした。
・より自分の気持ちが分かったし、楽しかった。
・温度計を書くのが楽しかったです。いろいろなことを知れたので、良いと思いました。
・怒りのときの自分の温度計が、自分の怒っていないときに分かって良かった。
・いつも自分で、家のおやつやアイスを家族分食べたりしていたけど、怒りを勉強したら、家族がどんな思いをしていたかが分かった。
・自分のされたことなどを考えると、「自分もこんなことをやってきたな~」と思えることができました(怒りの温度計)。すごく勉強になりました。
・自分を知っているつもりやったけど、そこまで分かっていなかった。
・自分のことを考えるのは、こんなに難しかったのか。
・人や自分の怒りをちゃんと調べたのがはじめてだから、自分のことをちゃんと知れてよかった。少しでも怒りをおさえたい。
・こういうことを考えたことがなかったので、いい機会になったと思うし、感情のコントロールを学べたので、これからの自分に役立つと思います。次の勉強がすごく楽しみにしています。あと、自分のことを知っていたと思っていたけど、本当はそんなに知らなかったということを知れてよかったです。だから楽しかったです。
・私は自分の温度計を知るのがすごく難しいなと思いました。でも喧嘩とかはするし、怒ったりするけど、自分がどのくらいかが分からないから、知るのが難しいなと思いました。
・自分のことをあらためて知れてよかったです。
・自分のことを考えると、怒りを上手につかえるのを分かったので、もし怒ったら、自分のことを考えてみたいと思いました。
・たくさん教えてもらって、楽しかった。たくさん教えて欲しい!!
・書くのが楽しかったし、いろいろできたし、次の授業の怒りの正体が面白そうなので、早くやってみたいです。
・怒りの正体を早く知りたい。
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2020-11-06アンガーマネジメント授業3回シリーズ 対象:小学4年生
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